今回はブースター系のエフェクターについてですね。
ギタリストにとって最も美味しい部分がギターソロ!
一番の見せ場と言っても過言ではないギターソロが他の楽器に埋もれて聞こえなかったりするとお客さんのテンションも下がりますよね。
オーバードライブ、クリーンブースターなど様々なブースターとして使用できるエフェクターが各社から販売されています。
今回は定番の物から個人的に良かったものなどをピックアップしてみました。
ブースターを選ぶ時に個人的に重要なポイントはバッキングの歪み量です。
私はベーシックなバッキングの歪みをアンプで作っています。
バッキング時にそこそこ歪ませてしまうとアンプ側は飽和状態になってしまいます。
そこにブースターをかましてもあまり音が前に出てこない、、ということで悩んでいるギタリストも多いのではないでしょうか?
今回はあくまでもアンプ側で歪ましていてもブーストできるエフェクター、という条件で5台ほどオススメのブースターを選んでみました。
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VEMURAM Budi
個人的に気に入っているブースターとして1番最初に思いついたのがVEMURAMから販売されているBudiというオーバードライブです。
過去記事にも詳しくレビューさせて頂きました。
参照:VEMURAM Budiのレビューや音は?他ブースターとの比較も!
まずVEMURAM Budiの凄いところはアンプで歪ましていてもそれ以上に音圧を上げてくれること。
そしてブースト時に気持ちい部分にピントが合っているんですよね。
トーンの効きもしっかりしているためヌケもメチャクチャいいですね。
マイナスなポイントとしては値段が少し高いところですね。
ハンドメイドのブティック系エフェクターですから大量生産しているわけではないので値段も高めです。
しかし、これ1台あれば他のブースターに浮気することもないので最終的には高い買い物ではない気もしますね。
気になる方は是非チェックしてみてください。
VEMURAM Budi 仕様
Controls: Boost, Bass, Level, Treble, Min-Vol(trimmer)
Switches: ON/OFF
Terminal: Input, Output
Power : 006P (9 Volt Battery) or 9Volt regulated AC/DC adapter(Center Negative)
Size: 70(W)x112(D)x50(H)mm
Weight: 425g
Current Draw: 10m/A
Xotic EP Booster
ブースターの定番ともいえるのがXotic EP Boosterですね。
テープエコー、エコープレックスのプリアンプ効果をシミュレートしたブースターです。
音の特長としてはマイルドなサウンドですね。
個人的にはシングルコイルの方が合うのかな、といった印象です。
ハムバッカーだと少し高域が弱く感じますね。
ナチュラルに太く、立体感のあるサウンドが好きな方にはXotic EP Boosterがオススメです。
つまみは1つしかないように見えますが裏ブタをあけるとDIPスイッチがあります。
DIPスイッチの設定が割とポイントですね。
マイナスな点を挙げるとDIPスイッチの設定が面倒なところですね。
表面に配置してくれたらいいのに、、と思うギタリストは多いでしょうね。
Xotic EP Boosterはブースターだけでなくバッファーとしても優秀ですね!
常時かけっぱなしにして音の張りを出すといった使い方もスタンダードですね。
Xotic EP Booster 仕様
Dimensions (W/D/H): 3.5″ x 1.5″ x 1.5″ (89mm X 38mm X 38mm)
Weight: 0.57 lbs. (260g)
Bypass: True Bypass Switching
Power Consumption: 9VDC/5mA
Battery Type: 9VDC (006P) x 1
AC Adapter (Optional): 9VDC-18VDC, Negative Tips (Regulated recommended)
Input Impedance: 1M ohm
Output Impedance: 1k ohm
IBANEZ TS9 Tubescreamer チューブスクリーマー
ブースターの定番ともいえるIBANEZ (アイバニーズ) TS9 Tubescreamer チューブスクリーマー。
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チューブスクリーマー系のエフェクターは各社から販売されています。
まずはIBANEZ TS9を試して基準として各社の商品を試してみることをおすすめします。
IBANEZ TS9のサウンドの特長はなんといっても「ザラっとした粘り」ですね。
サウンドのキャラクターやトーンは明るめなのが印象です。
マイナスなポイントとしてはLEDが認識しにくいところでしょうか。
私の経験としてライブハウスなどでは認識できるのですが、昼の野外ライブでは全く認識することができなかった記憶があります。
IBANEZ TS9とマーシャルとの相性は抜群ですね!
メタルには厳しいとおもいますがブルース、古めのハードロック、ロックあたりのジャンルでは美味しいポイントをブーストしてくれます。
ELECTRO-HARMONIX Soul Food
ELECTRO-HARMONIX Soul FoodはKLON Centaur(ケンタウロス)と回路がほぼ同一であると言われていますね。
KLON Centaur(ケンタウロス)を購入すると20万円ほどしますがELECTRO-HARMONIX Soul Foodであれば1万円程度で購入することができます。
ELECTRO-HARMONIX Soul Foodは芯がしっかりとしていますね。
音のピークはハイミッド寄りで、真空管アンプとの相性は抜群です。
歪ましたアンプにELECTRO-HARMONIX Soul Foodをかましたときのザクザク感が気持ちいいですね。
マイナスなポイントとしてはノイズは少し多めですね。
ギターとの相性によっては耳に痛い感じになってしまうのでセッティングには注意した方が良いかもしれませんね。
ELECTRO-HARMONIX Soul Food 仕様
True Bypass/Buffered Bypass(切替可能)
寸法:72mm(W) x 110mm(D) x 50mm(H) 200g
電源:9Vバッテリー or
9V DCセンターマイナスアダプター JP9.6DC-200(付属)
tc electronic Spark Booster
コスパ重視でお勧めしたいのがtc electronicのSpark Boosterですね。
tc electronic Spark Boosterは実場価格が8000円程度とめちゃくちゃ安いです。
そして安いだけでなく「使える」ブースターというのが重要なのです。
tc electronic Spark Boosterのブースト量は26dBとアンプをそこそこ歪ませていてもちゃんとブーストしてくれます。
トーンを3通り切り替えることができるトーン・スイッチャーもあるためギターの種類も選びませんね。
癖があまりなく素直な歪みが特徴です。
低音がブーミーにもならず音に張りが出ていい感じにサウンドを前に出してくれますね。
チューブスクリーマーとは対極的なサウンドともいえるかもしれません。
チューブスクリーマーが粘っこいサウンドならtc electronic Spark Boosterは堅めにドン!と出てくる感じですね。
tc electronic Spark Boosterは日本よりも海外での評価が高いようです。
tc electronic Spark Booster 仕様
26 dB のクリーン・ブースト
強烈なドライブを引き出す LEVEL ノブ
トーンの主張を強める「MID」ブースト
ローおよびハイエンドを拡張するアクティブ EQ
ひずみペダルのあとに接続し、ドライブ・サウンドをエンハンス
サウンドに真空管アンプの質感とコンプレッションを付加
サウンドに重厚感、パンチまたは温かみを加えるトーン調整 EQ
トゥルー・バイパス
.
・ボイス・セレクター
3 種類のブースト・モード間を切り替えます。ロー・エンドが自然にブーストされる「FAT」/「CLEAN」なレベル・ブースト/中音域を持ち上げ、特にソロ演奏で効果を発揮する「MID」ブーストがあります。
・GAIN ノブ
右に回すと、真空管アンプの音量を目いっぱい上げた状態に似た、微妙なひずみとコンプレッションを加えることができます。これにより純粋なブーストがさらに本格的なサウンドになります。
・BASS ノブ
低域をアクティブに増減させます。特に大型キャビネット使用時には、ベースを下げるとよりタイトなサウンドが得られます。
・LEVEL ノブ
全体のレベルを調節します。使う頻度がいちばん高いため、使いやすい右上隅に配置されています。
・TREBLE ノブ
高域をアクティブに増減させます。トレブルを上げると、バンド全体のなかで埋もれにくいサウンドが得られます。
・True Bypass
TC のドライブ・ペダル製品にはトゥルー・バイパスが装備されています。使用環境に関わらず、常に最適なクオリティーのオーディオ信号を得ることができます。
寸法 & 重量72 mm x 122 mm x 50 mm 、 300g (バッテリーを除く)
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